いざwordpressでブログを始めてみるとカテゴリーとは別に「タグ」という機能があることにはすでにお気づきかと思います。
初心者からして、
カテゴリーは馴染みがありなんとなくわかるが「タグ」ってなに?
と思う方も少なくないと思います。今回は、「タグ」機能について、そしてブログを運営する皆さんが常に考えているSEO対策に影響があるのか?
考察してきたいと思います。
そもそもタグとは?
そもそも「タグ」というのはなんなか説明しますと、
「タグ」は、記事を分類する手法の一つです。記事に個別に特定のキーワード(タグ)を付けることで記事を分類できます。
イメージで言うと付箋紙のようなものです。
本棚をイメージしてみて下さい。それぞれのジャンルごとに各ファイルに分かれています。その中で、「重要」とか「好きな部分」とか「ポイント」とか意味合いを付けて色で分けた付箋紙を貼るイメージが【タグ】です。
ブログ上でタグは、読者が似た記事をピンポイントで探すことができるメリットもあります。
カテゴリーとの違いは?
カテゴリーは、一つの記事に対して1個しか設定ができない。いわゆるジャンル分けのようなものです。
上記の本棚をイメージするなら各ファイルが【カテゴリー】といったところです。
カテゴリー | タグ | |
用途 | 記事を大きくジャンル分け | カテゴリーとは違った観点から 分類分けする |
階層 | 親・子・孫と3層に分けることができる | 無 |
数 | 一記事に1つ | 一記事に3~5個 |
タグはカテゴリーと比較すると、重要度はそこまで高くはありません。
カテゴリーは、クロールが入りやすく検索エンジンに認識してもらいやすい機能ではあります。
タグはSEO対策になる?
ここが一番に気になるところではあると思います。
まずSEOを簡単に説明しますとSEOとは自身のブログ・サイトを検索上位に表示されやすくするための取り組みです。
「タグの管理」は、このSEOに有効的であるか、結論からお話しますとSEO対策ではプラスではあります。
SEO対策上プラスと考えられているのが、「読者の回遊率」と「読者の滞在時間の長さ」です。
「読者の回遊率」は、ブログ内に有益なコンテンツが複数あると認識するためのもの。
「読者の滞在時間の長さ」は、熟読するほど読者にとって有益なコンテンツであること。
このように認識されるます。
タグ設定を駆使して、回遊率・滞在時間につなげることができれば間接的に検索エンジンの評価は高くなります。
カテゴリーよりSEO効果は低い【初心者は必ずしもつける必要はない】
カテゴリー分類は、サイトをわかりやすく構成されていると認識されるので検索エンジンがページを認識しやすくなります。
googleのウェブマスターガイドラインにおいても、「コンセプトに基づいたわかりやすいページ階層となるようにサイトをデザインしよう」と書かれております。
わかりやすいページ構成のために、カテゴリーはSEO対策上効果的ではあります。
しかし、階層のない「タグ」は、補足的に記事を分類するのでSEO対策では有効度は低いです。
あくまで読者の利便性を考えるものと捉えて、ブログ初心者は必ずしも設定する必要性はありません。
タグの使い過ぎは逆効果
一人の読者の沢山の興味がある記事を読んでもらうためにタグ設定をすることは、SEO上はプラスとされているので、「SEOにおいてタグ設定は必須!」という意見もあると思います。
しかし、その言葉だけを鵜呑みにすると後で痛い目に合うかもしれません。
注意すべき点は、SEO上でもマイナスのなる可能性があるということです。
具体的には、タグの使い過ぎです。
例えば、タグが100個あるが1つのタグに対して記事が1個か2個しか設定されていない状態です。
検索エンジンはタグページにもクロール巡回をしますが、その際に1・2記事しかないタグページから「情報量の少ないページ」評価される可能性があります。
又、タグが設定分だけページが作られるので過度なタグ量は、似たようなタグがあれば「重複コンテンツ」や「最悪スパム」としても評価される可能性もでてきます。
タグはどう使ったらいい?
タグのイメージは、わかって頂いたと思います。
ここからは具体例を出してタグの使い方まで紹介します。
例)東京グルメブログ
カテゴリー:渋谷区・新宿区・品川区・世田谷区・品川区…
タグ:ラーメン・和食・イタリアン・格安・居酒屋
このようなカテゴリーとタグ設定になります。
そして記事設定は、次のようになります。
記事タイトル:【老舗】渋谷の路地裏にある隠れた名店「○○」が最高に美味い!
カテゴリー:渋谷区
タグ:居酒屋・和食
カテゴリーは、一記事一つなのでその飲食店がある地域を設定すればいいのですが、
タグはいくつか設定できます。タグの設定もページと関連があるものを設定して且つ、「重複コンテンツ」に認識されにくくするようにカテゴリーと被らないワードで設定することをおススメします。
人気・大人気といった似たようなワードでタグ設定することもおススメしません。
上記で説明したようにタグは、多くても5つまでにしましょう。
- タグは一記事に多くても5つ
- カテゴリーと被るワードを使わない
- 出来るだけ多くの記事に関連するワードで設定する
wordpressでタグの設定方法
最後にwordpressでのタグの設定方法を紹介していきます。
1,記事編集中のタグ設定
投稿画面の右の「新規タグを追加」から設定ができます。
過去に設定したタグと同じワードを入れると履歴が表示されるのでそのままクリックすると設定できます。
2,ダッシュボードの「タグ」メニューから設定
ダッシュボード⇒「投稿」⇒「タグ」をクリックするとタグ追加ページに移ります。
3「名前」の欄に、設定したいタグ名(例: 渋谷区)、「スラッグ」の欄にタグページのURLの一部になる半角英数字(例: shibuya)を入力します。
その下の「説明」の欄は、空白のままでかまいません。
まとめ
タグのこと少しでもご理解いただけたでしょうか。
タグは読者に「この記事に合わせてこんな記事もありますよ」と知らせてくれる機能です。
有効的に使えば、読者の回遊数・滞在時間を延ばしてSEO対策にプラスとして繋がる機能ではあります。
しかし、過度に使うと検索エンジンからサイトを低評価に繋げてしまう可能性もあるので注意は必要です。
タグの性質を理解して、サイト向上に役立てて下さい。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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